コップ一杯で始めるダイエット
運動しても二日後くらいに筋肉痛が起きたり、食事制限しても昔と比べて体重がなかなか減らない。もしかしたらミネラル分が足りなくて新陳代謝のスピードが落ちているのでは。ミネラルがたくさん摂れて、ダイエットに役立つ、ナチュラルミネラルウオーター・コントレックスは、コップ一杯で始めるダイエット。
コントレックスはボルヴィック、エビアン、ヴィッテルと同じフランス産のナチュラルミネラルウオーター。他と違ってお店であまり販売されていない。
おいしくないという理由ではなく、ちょっと普通の水と違うからで、初めて飲む人は「重い」という感想を持つのが普通。でもフランスではトップブランドの商品で、スリムウオーターと呼ばれ、女性に大人気の水なのだ。
コントレックスが重いと思われるのは、カルシウム、マグネシウム、サルフェートが豊富に含まれているため。このミネラル分が新陳代謝を高め、身体の不要物を外に出す。
カルシウムは骨や歯など、人体そのものにも必要だが、身体の活性化、神経の伝達など新陳代謝にも重要なミネラルだ。
細胞が刺激を受けると、カルシウムが身体のなかの酵素を活性化して、新陳代謝を高める。カルシウムが不足しても、筋肉痛が遅く出るくらいなら、命には別状がないので、新陳代謝が遅いままとなってしまう。マグネシウムもカルシウムと同じような働き。カルシウムは過剰に摂取すると血管に吸着するが、その働きを抑える。サルフェートも新陳代謝を高めるが、利尿作用もあって、老廃物の排出を促す。コントレックスはカルシウム、マグネシウム、サルフェートが渾然一体となって人体に働きかけるのだ。
本来ならミネラル分は野菜、海草から摂ればいいのだが、日本の野菜は、土地が火山性のため、含まれるミネラル分が少なく、海草をたくさん摂るしか方法がない。でも毎日では飽きる。
コントレックスはまず朝晩コップ一杯ずつがお薦め。ミネラル分が豊富に含まれているので、腸がまだ慣れていないと、おなかが緩くなるからだ。
コントレックスはやせ薬ではないので、急激な効果は期待できない。エアロビクス、水泳、ジョギングなどの有酸素運動やカロリーコントロールと組み合わせれば、目に見えるような効果も期待できる。
一・五リットルタイプ一本が三二五円(消費税、配送料別)と普通の水に比べれば値段も高いので、コップ一杯でまず挑戦。
コントレックスホームページ
コントレックスは、国産のミネラルウオーターよりもはるかにミネラル分が高いので沸騰させたり、凍らせるのは考えものだ。
ミネラルウオーターを料理、お茶に使うのが今の流行だが、これは国産のようにミネラル分がほとんどない水の話。
コントレックスは、沸騰させるとミネラル分は結晶になる。なかに残った結晶を見て、これぞコントレックスの証と確認するのはいいが、和食のように素材の味を大切にする場合、微妙な味も出ないのでお勧めできない。湯冷ましを飲むのも論外だ。
もうひとつ、アウトドアにミネラルウオーターを凍らせて持っていくのも流行っているが、コントレックスはこれも向いていない。南極や北極の氷山が塩辛くないのと同じように、コントレックスは凍らすと水分だけ凍ってミネラル分が氷から出てしまう。ミネラル分は、水に溶けている状態のほうが吸収しやすいので凍らせるなんてもったいない。
グッチ、エルメスの本店でお買物して、夜の9時になっても明るいシャンゼリゼ通りで食事を楽しむ。フランスの観光をそんな風に考えていないだろうか。
フランスの農産物生産は世界でも指折り。フランスの魅力は、豊かな自然が残っている点にもある。
日本に輸入されているボルヴィック、エビアン、ヴィッテル、コントレックスはすべて産地の名前がついている。
観光地としても有名だが、コントレックス村はフランス北部にあるこじんまりとした村で、太陽の光がやさしい、これぞフランスの田園地帯といった趣き。コントレックス村で使っている水は全部“コントレックス”で、観光客はプールで水浴びし、ボトルに入れて飲み、体調を整えている。
フランス人のように一カ月くらい休暇がとれるなら素晴らしいが、一週間くらいでは心のリフレッシュはできても身体のリフレッシュは無理かもしれないが……。