小型PETボトル生産“解禁” 容器回収法・ゴミ処理法など未解決問題多い
清涼飲料の新型容器、小型PETボトルが、今月1日から生産解禁となり、これを採用した新商品が多彩に売り場を飾っている。
小型PETボトルは軽量で携帯に便利、一度飲んでもフタが可能のことが魅力な容器。輸入ミネラルウオーターが火つけ役となり、ストリートファッションとしてもち歩くことが若者の間で一時大流行した。
日本でPETボトルが飲料容器として認可を受けたのは一四年前。だが、リサイクルや散乱防止などの環境問題の観点から、一リットル以下の小型PETボトルの生産は飲料業界の中で自主規制されてきた。輸入ミネラルウオーターの流入や容器包装リサイクル新法の成立などこのところ社会環境の変化を受け、小型ペットを商品化するメーカーも出てきたものの、使用済容器の回収法、ごみ処理方など未解決の問題が多い。