新芽を食す タンポポ(キク科)

1996.05.10 8号 11面

都会では野原は確かに少なくなってしまった。だからと言って山菜が近くにないわけではない。よーく見ていると道端には強く、たくましく新芽を芽吹き生きている植物がある。今度の休日にはちょっと念入りな散歩に出てみてはいかが。「ああ、ここにもタンポポが…」なんていう場面がすぐそばにあるかもしれない。

●別名=クズナ、フジナ、タンホホ、アズマタンポポ

多年草で、市街地から野原、高山に自生する早春の野草の代表選手。日本全国に分布するが地方ごとに種類が異なる。いずれも食材として利用可。

●下ごしらえ=葉は軽くゆでて水にさらす。噛んでみて苦みが強いようならしばらく水につけてから料理するとよい。

●食べ方=葉はおひたし、ごまやくるみの和え物、酢の物など。花も軽くゆで水にさらし三杯酢にしてもおいしい。

●薬用=花が咲く前の根を堀り取り、水洗いして干す。苦みのある健胃薬として利用可。また細かく切って焦げるくらいにいり、コーヒーミルなどで砕いて粉にし、コーヒーと同じように淹れると胃にやさしいタンポポコーヒーが楽しめる。

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