波動を高める生活学:枝豆

2003.08.10 96号 15面

夏の風物詩は? と聞かれれば、「花火」「スイカ」…と数限りなく挙げられるが、辛党からいわせると、やはり「ビールと枝豆」ではないか。今回はいまが旬の枝豆を取り上げた。

大豆が成熟する前に収穫したのが枝豆。そのため、大豆と野菜の両方の栄養成分が含まれている。野菜の栄養成分の代表例としてビタミンAやCが挙げられる。ビタミンAは眼や粘膜に作用する。ビタミンCは肌のトラブルに対し、効果を発揮する。波動では『視力』『皮膚』を測定した。糖質をエネルギーに換える時に働くビタミンB1も豊富だ。したがって、夏バテで体力が衰えるこの時期には必要不可欠だ。波動では『疲労』に注目してもらいたい。

枝豆がビールと相性が良いのは味だけではない。枝豆のタンパク質を構成しているアミノ酸の一種、“メチオニン”とビタミンB1はアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くしてくれる。また、カロリーの高いビールの代謝を促すのは前述のビタミンB1。ビール腹を引っ込めてくれるかもしれない。波動数値は『肝臓』『肥満』の数値に注目。

その他の含有成分としては、大豆で有名な“イソフラボン”。女性が年齢を重ねると卵巣機能が低下し、女性ホルモン“エストロゲン”の分泌が減少し、更年期障害や骨粗鬆症の原因となる。イソフラボンはエストロゲンと同様の働きをすることにより、これらの症状を緩和する。測定項目としては『ホルモンバランス』を選択したが、なかなか良い数値だ。そして、水と混ぜると石鹸のように泡立つ性質がある“サポニン”も取り上げたい。働きとしては血中コレステロールの低下、肥満改善などがある。『コレステロール血症』の優秀な波動数値をご覧いただきたい。

さて、枝豆は比較的、栄養成分の熱損失が少ないといわれる。試しにゆでた枝豆で、熱に弱いビタミンCに関連した項目を測定した。『免疫』は一ポイント減少したが、『皮膚』は逆に一ポイント上昇している。その理由ははっきりしないが、これらの項目はビタミンCだけが関連しているのではないので、熱によって活性化された成分があったのかもしれない。いずれにしろ、熱による損失は少ないと波動でも証明できた。

さて、枝豆を最初に食べた人は大豆が成熟するまで待ちきれなかった、食いしん坊だったかもしれない。この食いしん坊のお陰で夏の楽しみが増えたことも事実だ。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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