パイナップル ブロメリンは生パインのみ、60℃以下の料理で
由来は、形が松かさに、味がりんごに似ていることから。最近では、酸味を抑え甘さと香りが際だった鮮やかな黄色のものが人気。
タンパク質分解酵素のブロメリンが酸味のもとのクエン酸とともに働くので、肉料理との相性は抜群。ブロメリンは60℃以上の熱を加えると効果が失われてしまうので、熱処理してある缶詰は期待できない。定番のハワイアンステーキは、肉を焼いた後に輪切りを乗せるなど工夫したい。薄切りを生ハムや野菜と合わせたサラダにするのもお勧め。
ビタミンAやB1、C、不溶性食物繊維、吸収の良い果糖やブドウ糖も含み、朝ごはんにもピッタリ。手早く盛りつけられるカットパインを利用するのも手。丸ごとでは、葉に近い部分は甘みが弱く、下に行くほど甘い。葉を下にしておくと、甘みが全体にいきわたる。
◆パイナップルとハムのクレープ巻き
〈材料・2人分〉
・クレープ生地
小麦粉…………60g
塩………………少々
卵…………………1個
牛乳…………150cc
バター…………20g
・パイナップル…約1/2個
・ロースハム………6枚
・干しあんず………6個
〈作り方〉
(1)クレープ生地を作る。小麦粉と塩をあわせてふるい、バターは溶かしておく。
(2)ボウルに卵をほぐし牛乳を少量加え(1)の小麦粉を入れてまぜる。さらに残りの牛乳を少しずつ加え、溶かしバターを加える。ラップをして冷蔵庫で30分ほどねかせる。
(3)フライパンで生地を薄く焼き上げる。
(4)パイナップルはクレープの大きさにあわせて細長くカットする。
(5)クレープの上にハム、パイナップルをのせて巻き、楊枝などであんずをつけてとめる。
(レシピ=(株)ドール)