トマト リコピンは加熱で吸収率アップ
トマトといえばリコピン。ほかにも、ビタミンA・B群・C・E・P・H、カリウム、クエン酸、ペクチン、ルチンなどを含む。
日本ではサラダやつけ合わせとしての登場が多いが、欧米では加熱調味料的にもよく使われる。加熱することで甘味や旨みがグッと増す。リコピンは加熱すると細胞壁が壊れ、油に溶けやすい性質ともあいまって、吸収率が3~4倍にアップするといわれる。旨みのベースとなるグルタミン酸ばかりでなく、酸味やペクチンが肉・魚類の脂っこさをやわらげる。野菜・豆・卵などの食材とも相性抜群。ビタミンB群・Cは水に溶けやすい成分なので、残さず摂取できるスープ煮が特におすすめ。冬こそ温かいトマト料理を。
◆トマトたっぷりトマト鍋
〈材料・4人分〉
・こくみトマトラウンド……1袋
・カゴメ甘熟トマト鍋スープ……1袋
・キャベツ……………1/2個
・ブロッコリー………1/2株
・じゃがいも…………2個
・ホクトエリンギ……1パック
・ホクトブナシメジ…1パック
・ウィンナー…………8本
〈作り方〉
(1)トマトはくし形、キャベツ、じゃがいも、エリンギは食べやすい大きさに切る。ブナシメジ、ブロッコリーは小房に分ける。ウィンナーは切り込みを入れる。
(2)鍋にスープ1袋(400g)と水400ml、じゃがいもを入れ、沸騰させる。
(3)キャベツ、ブロッコリー、ウィンナーを入れ、キャベツがしんなりしたらブナシメジ、エリンギを入れる。
(4)材料が煮えたら最後にトマトを入れる。
★〆の楽しみ方
・最後にごはんやチーズを入れてリゾットに。
・ごはんと溶き卵(2個)を入れてオムライス風にしても。
・チーズをたっぷり入れてチーズフォンデュもできます。
(レシピ=カゴメ(株))