ブロッコリー ローマ人の手でキャベツが変身
古代ローマ人は2世紀頃から地中海沿岸原産の野生のキャベツを改良して、ブロッコリーを熱心に作ったと言われています。日本へは明治時代に伝わったものの、一般の食卓に登場したのは戦後から。1980年代にアメリカ産の輸入物が加わり1年中出回るように。
栄養的に注目されているアブラナ科野菜の中でもエース的存在。ビタミンCはレモンの2倍、じゃがいもの7倍で、100g食べれば1日の摂取量がまかなえます。他にもカロテン、ビタミンB2、カリウム、カルシウム、話題のスルフォラファンも含みます。
○茹であがりを水に取ると味がボケるので、自然に冷ましましょう。新鮮なものほど甘みがありますが、すぐに食べない時は、かために茹でて冷凍保存も。
◆えびとブロッコリーのトマトペンネ
〈材料・1人分〉
・ペンネ……………………………70g
・むきえび(小)…………………8尾
・ブロッコリー(親指大)………10房
・にんにく(みじん切り)………1片分
・水…………………………………250ml
・トマト缶(カット)……………200g
・「味の素KK コンソメ」…………固形タイプ1個
・「瀬戸のほんじお」……………適量
・黒こしょう………………………適量
・「AJINOMOTO オリーブオイル」…大さじ2
〈作り方〉
(1)えびは背を浅く切り開き、背ワタを取る。
(2)フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにくを入れて火にかけ、泡立ってきたら弱火にし、ほんのりきつね色になるまで炒める。
(3)(1)のえび、ブロッコリーを加えて中火にし、塩・黒こしょうをふり、2~3分炒めて取り出す。
(4)(3)のフライパンに水を入れて強火にし、木べらなどでこびりつきを落とし、トマト缶、コンソメを加える。沸騰したらペンネを加え、弱火と中火の間の火加減で表示時間より5分ほど長く、ペンネがやわらかくなるまで時々まぜながら煮る。
(5)(3)のえび・ブロッコリーを戻し入れ、オリーブオイル大さじ1を加えて2~3分煮て、塩・黒こしょうで味を調える。
(レシピ=味の素KK)