大根 すりおろしは皮ごと
寒さがつのるにつれて味わいを増す、日本古来の冬野菜。通常食べる根の部分にはビタミンCやカリウム、でんぷんの消化を助けるアミラーゼ、焼き魚の焦げに含まれる有害物質を分解するオキシターゼなどが。これらの酵素類は加熱に弱いため、酵素を取りたい場合は生で。ビタミンCは皮に近い部分と皮に多いので、すりおろして食べる時は皮ごと。加熱すると甘みが強くなるので、自然の甘みを楽しみたい時は温めて。
●大根の保存
大部分が水分のため、乾燥を防ぐため使いかけのものはラップで包み、冷蔵庫に立てて保存。丸のままの場合は葉付きなら葉を切り落として新聞紙に包み、冷暗所で保存する。
◆大根おろしアート鍋 白くまレシピ
<材料・4人分>
・豚バラ肉(薄切り)……300g
・白菜………………………1/2株
・「ほんだし」……………大さじ2
A・水…………………………6カップ
A・しょうゆ…………………大さじ2
A・「瀬戸のほんじお」……小さじ1/2
・大根…………………………1/2本
・焼きのり……………………適量
<作り方>
(1)白菜は1枚ずつはがし、豚肉と交互に4回重ねる。それを5cm幅に切り、鍋のフチに沿って敷き詰める。これを3~4回繰り返す。
(2)「ほんだし」をまんべんなくふり入れ、「豚バラと白菜の重ね鍋」をつくる。
(3)大根はすりおろしてザルにあけ、水気を絞り、白くまの形にする。のりは白くまの目と鼻用に丸く切って白くまの顔につける。
(4)(2)の「豚バラと白菜の重ね鍋」の上に(3)をのせ、Aを鍋肌からそっと注ぎ、火にかけて火が通るまで煮る。
(レシピ=味の素KK)