生まれ変わったダイエー町田店(東京) 料理したくなる1階と食べに行きたくなる2階、2つの顔
町田市のみなさんが待ちに待っていたお店が、戻ってきました。44年も地域に愛されてきた旧グルメシティ町田店がビルの建て替えとともに幕を閉じて3年4ヵ月、新たに生まれ変わったダイエー町田店を歩いてみましょう。
●雰囲気の異なる2つのフロア
このお店の面白さは、「1階と2階は違うお店では!?」と思ってしまうような構成にあります。
1階は、生鮮食品や地場商材を取り揃えた“料理したくなる”フロア。そして2階は、焼きたてパン、お弁当やこだわりのお惣菜を取り揃えた“食べに行きたくなる”フロア。入り口も、1階は地元の商店街に面した通りで、家から気軽に夕食の材料を買いにくるのにピッタリのエントランスです。
2階はJR町田駅直結。通勤の行き帰り、このフロアに立ち寄ると、焼きたてパンやつくりたてのお惣菜の良い香りで、とても素通りはできなくなるでしょう。
●ちょっとめずらしい野菜も手に入る
1階野菜売り場の中央にあるのが「地場野菜・まち☆ベジ」コーナー。地元の生産者によって、朝穫れた野菜がその日中に売り場に並びます。これまでは直売所などでしか入手できなかった野菜が、ここでも手に入るようになりました。地元の新鮮な野菜であるだけでなく、いままでお目にかかれなかった顔ぶれにも出会えます。しま模様が特徴的な「ゼブラなす」やうす緑色の「緑なす」などがあり、思わず手に取ってみたくなります。肉厚の生きくらげも発見! 甘長とうがらしやピーナッツかぼちゃなどもあり、料理の楽しみが広がります。
地元の玉川大学「LED農園」で栽培された「夢菜」シリーズの水耕レタスも、なかなか入手できないレアな野菜。たくさんのフリルがついた華やかな外見だけでなく、クリーンな環境における無農薬栽培のため、水で洗わなくてもいいほどキレイなのも特徴。菌が少ないので冷蔵庫で長く鮮度が保てます。
赤・青・緑、3色のLED光源を使って栽培されており、外見や食感、味わいの違う「フリルレタス」「フリルルージュ」「レッドファイヤー」を扱っています。
●地域一番の中食売り場をめざして
「当店が地域一番を目指す、簡便・健康にこだわった中食売り場です」と松尾店長が話す2階フロア。中でも目をひくのは、つくっている姿がガラス越しに見てとれるライブキッチンを囲んだ一大デリカゾーン。揚げたて天ぷら、焼きたてパン…つくりたてが続々と運ばれてきます。
好きなお惣菜を欲しい量だけ量り売りで持ち帰りできる「D’sセレクション」や、彩りの良いサラダを中心に揃えた「ヘルシーデリ」も人気。
ナチュラルチーズを豊富に取り揃えた「チーズライフ」には、海外のさまざまなチーズ。ワインに合わせたいスモークサーモンや生ハムも並びます。
家に帰ってすぐに食べるもよし、お腹が空いていたらこのフロアでそのまま食べられるイートインコーナーで食べるもよし。あなたなりの楽しみ方を見つけてみて!