がんばる人のチカラになるごはん 勝ち飯で寒さに打ち勝とう!

2017.12.01 269号 07面
10種の野菜だし鍋

10種の野菜だし鍋

しらすとゆずのみぞれ雑炊

しらすとゆずのみぞれ雑炊

 ◆管理栄養士が教える!勝ち飯とは?

 がんばる人のチカラになるごはん。

 「何を食べるか」ではなく、「何のために食べるか」を考えながら、おいしく食べてカラダづくりを行う食事、それが「勝ち飯」です。

 ●ご家庭でも試してみませんか? 勝ち飯を無理なく実践するポイント

 献立の中に5つの輪がそろえられるとベスト!難しいときは3つのポイントを意識しましょう!

 [ポイント1]たんぱく質:カラダづくりに欠かせない肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質をしっかり取る

 [ポイント2]野菜:カラダを整えるビタミン・ミネラル源の野菜をたっぷり取る

 [ポイント3]汁物:消化・吸収を助けるうま味のきいた汁物を献立に取り入れる

 ●汁物を上手に活用しよう!

 汁物は、入れる食材を工夫すれば、たんぱく質や野菜も一緒に取ることができます。汁物を上手に活用するだけで、ご家庭でもカンタンに「勝ち飯」を実践できます!

 ●「勝ち飯」には、朝食、昼食、夕食の3食の「食事」と、必要な栄養素をタイミングよく補う「補食」の2つの要素があります。

 食事(3食)の勝ち飯…バランス良く、5つの輪をそろえましょう。

 5つの輪(主食、主菜、副菜、汁物、牛乳・乳製品)を食事の基本形として、朝・昼・夕の3食を通じてバランスよくとりましょう。

 捕食の勝ち飯…目的に応じて、必要な栄養素を必要なタイミングでとりましょう。

    *

 ◆10種の野菜だし鍋 〈主菜〉〈汁物〉

 カラダのコンディションを整える「野菜」は重要!

 ・調理時間:25分

 ・エネルギー:288kcal

 ・たんぱく質:16.8g

 ・野菜摂取量:145g

 ○いろいろな食材から栄養を取ろう!「勝ち飯」のポイント

 [ポイント1]たんぱく質:豚もも肉、ソーセージ、しらす、卵

 [ポイント2]野菜:白菜、大根(根・葉)、にんじん、ねぎ

 [ポイント3]汁物:10種の野菜だし鍋

 <材料・4人分>

 ・鶏もも肉……………………………………300g

 ・ウインナーソーセージ……………………4本

 ・白菜………………………………1/4株(500g)

 ・じゃがいも…………………………1個(200g)

 ・にんじん…………………………1/3本(50g)

 ・しいたけ……………………………………4枚

 ・長ねぎ………………………………1本(100g)

 A・水…………………………………………720ml

 A・「鍋キューブ」10種の野菜だし鍋…4個

 <作り方>

 (1)鶏肉はひと口大に切る。白菜は葉と芯に分け、葉は4cm幅に切り、芯は4cm幅のそぎ切りにする。じゃがいもはひと口大に切って水にさらして水気をきる。

 (2)にんじんは薄い輪切り(直径3cm以上のものは半月切り)にする。しいたけは4等分のそぎ切り、ねぎは斜め薄切りにする。

 (3)鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(1)の鶏肉・じゃがいも・白菜の芯、(2)のにんじん・しいたけ・ねぎ、ソーセージ、(1)の白菜の葉の順に加えて煮る。

    *

 ◆しらすとゆずのみぞれ雑炊 〈主食〉

 お鍋の〆にもオススメ

 ・調理時間:15分

 ・エネルギー:387kcal

 ・たんぱく質:12.7g

 ・野菜摂取量:112g

 <材料・4人分>

 ・ごはん……………………………………………520g

 ・大根……………………………………1/4本(300g)

 ・大根の葉…………………………………………120g

 ・しらす干し………………………………………50g

 ・油揚げ……………………………………………1枚

 A・水………………………………………………720ml

 A・「鍋キューブ」10種の野菜だし鍋……4個

 ・ゆず(果汁)…………………………………1/2個分

 ・溶き卵……………………………………………2個分

 ・「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」…大さじ1

 ・小ねぎ(小口切り)……………………………適量

 ・刻みのり…………………………………………適量

 ・ゆずの皮(せん切り)…………………………適量

 <作り方>

 (1)ごはんは軽く洗ってぬめりを取り、ザルに上げて水気をきる。油揚げは熱湯で油抜きし、縦半分に切って1cm幅の短冊切りにする。大根はすりおろし、大根の葉は1cm幅に切る。

 (2)鍋にAを入れて強火にかけ、煮立ったら、(1)のごはんを加えて弱火で煮る。ごはんがふっくらとしてきたら、(1)の油揚げ・大根の葉、ゆずの果汁を加え、ひと煮立ちさせる。

 (3)溶き卵を回し入れ、卵が軽く固まったら火を止め、ごま油を回しかけ、(1)の大根おろし、しらすを盛り、小ねぎ、刻みのり、ゆずの皮を散らす。

 ●管理栄養士のポイント:〆の料理も工夫次第で栄養満点に

 いろいろな食材を取り入れることは栄養バランスを整える近道。鍋も〆も具だくさんを意識するのが「勝ち飯(R)」のポイントです。

 冬が旬の大根を使った「しらすとゆずのみぞれ雑炊」は、大根を生で食べることで、熱に弱い消化酵素を効率良く摂取。抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを含む大根の葉も捨てずに使いましょう。ゆずやごま油など香りの高い食材を上手に使って満足度もアップ!

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