ほっとコーヒータイム(87)コーヒーを点滴する

2015.08.01 241号 06面

 ボタンを押すだけで挽きたて&淹れたてコーヒーが楽しめるこの頃。だからこそ、時間をかけて手で淹れるハンドドリップが見直されています。多くの家庭で使われているペーパードリップや、喫茶店などが採用するネルドリップなど、コーヒーの淹れ方や器具はさまざまですが、一般にコーヒーを抽出する際の湯の注ぎ方のコツは、少しずつゆっくりです。

 やかんでドバーッと勢いよく上までなみなみ湯を注いだり、ペーパーフィルターの壁側に湯を回しかけるのはNG。勢いよく湯を注ぐと、コーヒーのおいしい成分が抽出しきれず流れてしまったり、アクや雑味までも一緒に流れ落ちて、良い味になりません。

 おいしい淹れ方の基本は、まず初めに、コーヒーの粉に少量のお湯を含ませ30秒ほど置いて「蒸らし」ます。その後、中心から小さな「の」の字を描くようにゆっくり細く湯を注ぎ、粉が膨らんだら注ぐのをやめ、平らになったら再度注ぐのをくり返します。

 あるプロは、注ぎ口の細長いコーヒー用のドリップポットを使い、「点滴」するようにコーヒーの粉の上にポタリポタリと湯を「置く」感覚で注ぐと表現しています。

 書くのは簡単ですが、実際にやってみると至難の業!

 多くのプロたちは、おいしい注ぎ方を研究し、日々練習して技を磨いているそうです。

 ●「きくのIFCコーヒードリップバッグ モカブレンド」

 モカ豆独特の甘い香りとまろやかな酸味の「モカブレンド」。1パック8g×5袋入、160円(税別)。

 ※要冷凍・冷蔵品

      *

 「きくのIFC」は、一般的に流通時の破袋防止のために行われる焙煎豆のガス抜き処理をせず、焙煎後低温保管し48時間以内に包装することでアロマを封じ込めるので、豊かな香りが広がり、健康効果も期待できます。

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