百寿の道も一食から(48)いちご ビタミンCを効率良く
くさかんむりに母と書いて「苺」。いちごの漢字の由来は、一説では「どんどん子株を生む」ことによるという。バラ科の多年草であるいちごは、親株からツル(ランナー)を伸ばし子株、孫株を根付かせ繁殖する。いちごのように草になる実(草本植物)は、園芸学や農林水産省の作物区分では「野菜」に分類される。すいかやメロン、バナナ、パイナップルなども「野菜」だ。みかんやりんごなど木本植物の「果実」に対し、「果実的野菜」とも呼ばれる。
いちごが日本に入ってきたのは江戸時代末期。その後、新品種が開発され、いまやその数300種以上。栽培技術が進み、夏に収穫されるいちごも誕生している。世界で栽培される品種の約半分が日本で生産されており、生食での消費量も日本が世界1位と言われている。
いちごはビタミンCの含有量が100g中62mgと、他の野菜・果物に比べ多い。ビタミンCは身体を活性酸素から守る抗酸化ビタミンであり、コラーゲンの合成を助け、丈夫な血管や皮膚をつくる働きもある。ビタミンCは熱に弱いため、生のまま食べられるいちごは効率の良いビタミンCの供給元と言える。
いちごには、葉酸や食物繊維、ポリフェノールなどが含まれ、加熱しても一部の栄養成分はそのまま残る。リフレッシュしたい時、甘酸っぱいいちご入りのジュースを飲むのもオススメだ。
●「スジャータ 苺ミックススムージー」
苺をたっぷり使用し、りんご、ぶどうとミックスした甘酸っぱいおいしさを楽しめるスムージー。太いストローで飲むことで苺果肉の食感が口いっぱいに広がる。カップ1本(200g)で1日分のビタミンC(100mg)を摂取することができる。200g、192円(税込・送料別)。スーパー・量販店、オンラインショップで購入できる。
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