食の進化と包装技術の発展(9)社会と食品包装の大変革時代 多様化・高品質化とバブル景気
◆食品製造と包装の歴史…1980年代
1980年代は、日本社会と食品包装にとって大変革の時代であった。80年代に入ると食品は一気に多様化と高品質化に進み、マイコン(マイクロコントローラー制御)化されていなかった包装機は多様化に追い付けず、一時手仕事に戻ったりした。大変革の先駆けとして「過酸化水素の使用禁止」(80年)があり、これを契機に保存料などの化学的方法から、加熱殺菌と衛生管理、低温流通などの物理的方法へと大きく変わっていった。広域の低温流通に
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