創刊75周年記念特集:企業紹介・技100年=みすずコーポレーション 時流捉える小さな巨人
塚田裕一社長
おいなりさん
「時代の変化を真摯(しんし)に捉え、永続的に発展する『小さな巨人』を目指す」(塚田裕一社長) みすずコーポレーションは1902年、こうや豆腐製造業として長野市で創業。当初は冬期間の天然製造だったが、29年に初代社長、塚田豊明氏がアンモニアを用いた膨軟加工法を発明し、「みすゞ豆腐」は全国へ拡大。こうや豆腐の市場定着をけん引した。 価格と栄養価のバランスに優れた家庭の乾物食材として親しまれてきた、こうや豆腐だが、80年代に入っ