全国ビスケット協会、「第41回懸賞抽選会」応募数は前年比39%増
全国ビスケット協会は11日、東京都港区の同協会所有のビルで「第41回ビスケットまつり」キャンペーン・オープン懸賞抽選会を実施し、「ANA旅行券15万円分」28人と「ビスケットセット」2280人の当選者を決めた。応募総数は、前年比約39%増の35万9995通となった。抽選会は、例年同社会議室で行われるが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として特設会場を設け、検温、消毒、マスク着用、最低限の会話で行われた。また、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、例年の海外旅行ではなく旅行券とした。
伊藤雄夫会長はキャンペーンについて、20年の「ベルギー&オランダの旅」は、新型コロナウイルス感染が欧州でも拡大している状況を踏まえ中止し、「旅行券」に変更したと報告した上で、世界的に感染拡大が続いていることから、今年も「旅行券」にしたと説明。
また、今回の応募総数が前年から大幅に増加したことについて、キャンペーンとしての魅力が評価されているとし、ビスケットの普及や啓発の一環として実施しているキャンペーンとして一定の成果を挙げていると総括。さらに、ビスケットのおいしさ、安全・安心を第一に、組合員が商品開発、製造、営業に注力すると語った。
同キャンペーンは、全国ビスケット協会が1980年に「ビスケットの日」を制定したことを機に、2月28日が「ビスケットの日」であることを広く知ってもらうとともに、誰からも愛されるビスケットの栄養面での豊富さ、バランスの良さやおいしさ、楽しさを再認識してもらうことで、ビスケットの需要喚起を図る目的で毎年実施している。
応募総数は35万9995通で前年比38.6%増、応募内訳は、はがきが13万2874通で同24.2%増、応募チラシは9万3570通で同18.3%増、インターネットは13万3551通で同81.3%増となった。抽選は伊藤雄夫会長、来賓の二井敬司農林水産省食料産業局食品製造課課長補佐、同小長谷清高菓子係長をはじめ、協会マーケティング委員や業界紙記者などが行った。抽選結果は「ANA旅行券」は直接当選者に連絡し、「ビスケットセット」は商品の発送をもってかえる。(青柳英明)