トモシアホールディングス、「春の冷食祭り」抽選会を開催
トモシアホールディングス(HD)は20日、「第24回春の冷凍食品祭り」の消費者キャンペーン抽選会を協賛メーカーを招いて東京本社隣で開いた。グループを構成する旭食品、カナカン、丸大堀内の3社共同で実施し、期間中の冷食売上げは前年実績を超えるなど手応えを得た。
同キャンペーンは冷食の需要活性化に向けて実施するもので、4月1日~5月31日の2ヵ月間に全国で展開した。景品はオーブンレンジやコンベクションオーブン、JCBギフトカードなどを用意。
今回は1912店舗(前回比9.3%減)の小売業がキャンペーンに参加。応募方法を1人当たり1通に変更したことなどで応募総数は4万2260通(同23.7%減)となったが、実施期間中の市販用冷食売上高は3社合計で76億7497万円(同0.3%増)と前年はクリア。また今回から導入したWeb応募限定のコースでは、20~30代など若い層の応募を大きく獲得することもできた。
抽選会に先立ち、あいさつに立ったトモシアHDの竹内成雄社長は「当社の前期業績は増収増益で着地した。けん引しているのは低温部門であり、中でも冷食が順調だ。冷食の利便性やおいしさ、値頃感が昨今の社会ニーズにマッチしているのだと思う」と概況を示し、「他のカテゴリーが非常に厳しい中、今後も低温をいかに伸ばすかが課題。冷食は以前の弁当一辺倒から冷凍野菜などへ商材が広がり、安定的に受け入れられている。当社の冷食キャンペーンが市場活性化の一助となるよう、今後も力を入れていく」と抱負を語った。
(篠田博一)