介護食品特集:介護食の現場から=誤嚥事故をどう防ぐか

特集 総合 2010.09.06 10374号 07面

 給食の一番のリスク管理は食中毒や異物混入などによる体調不良の撲滅であるが、「嚥下・咀嚼困難な高齢者が増えて、病院・福祉施設では誤嚥(ごえん)による訴訟が起きている」と、業界の問題提起をするのは富士産業(東京)技術顧問の鈴木和子さん。早速パソコンで少し調べただけでも、97歳でかまぼこの誤嚥で死亡・損害賠償金880万円支払い、全要介助の75歳男性がコンニャクやはんぺんの誤嚥で死亡・慰謝料2100万円・葬儀費用106万円・弁護士費用220万円支払いなど、多数の事例が出てくる。

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