胃心伝真=棒アナゴ

コラム 総合 2026.09.02 13168号 01面

お盆の帰省は、昔ながらの田舎の食が楽しみの一つで、今回は「棒アナゴ」(キタクロヌタウナギ)であった。昭和のころの秋田では、町の魚屋から取り寄せて帰省客をもてなした。焼いてぶつ切りにして大根と醤油で食べると、皮はパリパリ、身は軟骨がコリコリして弾力ある食感は酒が大いに進んだ▼しかし、いつの間にか魚屋は無くなり、スーパーの店頭で見かけることが無くなった。深海性のキタクロヌタウナギは、鮮度落ちが早いために漁獲から加工までの技術継承が希少で、秋田には1人しかいないという。日本海に広く

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