冷食特集:主要各社の動向=味の素冷凍食品
味の素冷凍食品の9月中間期は、連結売上高が前年同期比3.8%減の567億円、営業利益は2億円の赤字となった。天洋食品事件の影響で家庭用市場が低迷し、主力品の売上げ苦戦で減収。中国製品の取り扱い減や原料高騰、自社工場の操業率低下などに加え、アモイ・フーズ社の香港事業が原料高、市場の競合激化などで悪化したことが減益要因になった。下期も安全を脅かす問題が続出し、家庭用の市場停滞が続いている。上期減収分のカバーは困難視するが、収益面では国内事業を軸に利益確保を図る。