胃心伝真=円安の真相

総合 コラム 2022.06.13 12414号 01面

 円相場は8日、対ドルで1ドル134円台まで下落した。日銀黒田東彦総裁は「(金融)引き締めを行う状況には全くない」と繰り返し、円安を容認し続けている。その黒田総裁は同じく8日、「一般家計の値上げ許容度が高まっている」との発言を撤回し謝罪した▼明らかに一般家計は異常な物価高に苦しんでいる。そして賃金上昇は常に遅く、そして緩やかだ。今後も食品インフレは続く見通しで、食品企業の景況感も悪化しよう▼最大の円安材料は金利上昇を抑制する姿勢をかたくなに強調し、円の下落を容認する日銀トップ

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