イカ加工の和平商店、能登地震後に販路拡大 応援消費の先見据える魅力的新商品を
【中部発】石川県能登町の小木港でイカ加工食品を製造する和平商店は、2024年元日に発生した能登半島地震以後、全国の催事への出展を積極的に行い、販路拡大に取り組んでいる。地震により2ヵ月間は工場を停止していたにもかかわらず同年の売上高は前年比で約1.2倍となった。浅井園子専務取締役は「全国からの応援消費を含め、催事などを通しても販路の拡大を進めることができている。一時的な需要で終わらせないことが今後の目標」と応援消費の先を見据え、新商品の開発にも取り組む。(磯貝岳)