キリンビール、「運転前でも飲める」 松沢幸一社長と中嶋悟が「キリン フリー」PR

飲酒運転防止のタスキがけで「キリン フリー」をPRする松沢幸一社長(左)と中嶋悟

飲酒運転防止のタスキがけで「キリン フリー」をPRする松沢幸一社長(左)と中嶋悟

 キリンビールは7日、東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリアで、翌日発売となるビール風ノンアルコール飲料「キリン フリー」の記念イベントを開催した。春の交通安全運動週間にあわせ、松沢幸一社長と元F1ドライバーの中嶋悟が「運転前にも安心して飲める」など商品をアピール、海ほたる利用者に飲酒運転撲滅を訴えた。

 「キリン フリー」は同社によれば世界初のアルコール分0.00%。原料にビールと同じ麦芽とホップを使うが酵母による発酵をしない清涼飲料。麦汁の香味調整にこだわるなど、ビールユーザーも満足感できる飲み応えある中身を目指した。キリンビバレッジとの共同開発。

 松沢社長は「飲酒運転が問題化する中、適正飲酒は社会的要請だ。酒類メーカーの責任として商品で応えたかった」と開発意図を話した。キリンビールは、警視庁科学警察研究所のデータをもとに運転シミュレーターなどを使った調査も実施。飲用後の運転能力に問題がないことを確認済み。

 「アルコールは嫌いじゃない」と語る中嶋は「車の運転は五感を使うもの。飲んでも安心して運転でき、どこでも誰にでも勧められる商品はありがたい」と感想を述べた。

 イベントでは2人で来場者に試飲缶をサンプリングした後、運転シミュレーターに乗り記念撮影。「郊外の料飲店やパーキングエリア、ゴルフ場などでも楽しんで欲しい」(松沢社長)とPRした。

 (丸山正和)

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