タイ産「シンハービール」の輸入販売を行う池光エンタープライズは10月29日、東京ミッドタウンで映像によるビジュアルアートプロモーションを行った。タイのシンハー本社が世界的に展開している活動の一環で、フランスやアメリカでも同様なイベントを行っている。国内外で活躍するアーティストが会場の外壁をキャンバスに見立て、シンハービールをイメージして製作した映像作品を映写した（写真）。11月、12月の2ヵ月間にわたり、カフェやレストランなど都内数店舗で同様のパフォーマンスを展開していく。

　このプロモーションではQRコードを読み取りオリジナルWebサイトにつなぐと、各地のグラフィックアートが見られるほか、年末のスペシャルパーティーやタイのパンガン島ツアーに応募するチャンスもある。また期間中に映像を携帯電話で撮影し、参加店舗で掲示するとシンハービールが1本200円引きとなるサービスも行っている。

　シンハー本社は最近、F1やサッカーチームへの協賛など世界的なPR活動を積極化している。タイから来日したシンハービールブランド責任者のティーダティップ・マハグナ氏は「タイのシンハービールから、グローバルなビールブランドという次のレベルに上げたい。今後もビールという枠を超えて幅広く提案し、ライフスタイル全般への定着を図っていく」と狙いを語った。

　同日のイベントはフランスのパリで行った第1弾に続くもの。第2弾はアメリカのロサンゼルスで10月23日に開催しており、その後ニューヨーク、サンフランシスコ、マイアミで順次展開していく。

　（丸山正和）