日本アクセス、カレーで乾物需要喚起 ドライ売場の活性化へ

卸・商社 ニュース 2019.07.29 11916号 01面
カレーに乾物をプラスすることで、乾物の栄養素とうまみが加わる

カレーに乾物をプラスすることで、乾物の栄養素とうまみが加わる

切り干し大根は福神漬けの代わりに

切り干し大根は福神漬けの代わりに

日本アクセスは、乾物の新たな食べ方として「乾物deカレー」を提案する。NBメーカーとの連携で市場が縮小傾向にある乾物と国民食のカレーをコラボレーションさせ、乾物の需要喚起とドライ売場の活性化を図る。同社が24~25日にさいたまスーパーアリーナで開催した展示商談会「秋季フードコンベンション2019」で紹介した。(三井伶子)

乾物は盆や彼岸、年末年始以外は売場のエンド露出が少なく、メニューも和食に偏りがちだ。一方、カレーは年間を通じてエンド露出があるが、具材や味のバリエーションを増やしにくい点がある。

乾物乾麺MD部の東海林めぐみ氏は「カレーと乾物のコラボによって、両者の課題が解決できると考えた。乾物メニューの広がりが期待できると同時に、ドライ売場の活性化と利益確保につなげたい」と力を込める。コラボ企画には、エスビー食品とハウス食品が賛同しバックアップ。売場が地味になりがちな乾物だが「NBメーカーの訴求力と華やかさ」(同)で盛り上げる。

乾物deカレーで訴求するのが、カレーに乾物の栄養素が加わる点だ。乾物は長寿食としてTVで取り上げられる機会も多く、消費者にその健康効果が浸透している。展示会では、ビタミン、タンパク質、食物繊維など、それぞれ異なる栄養素を含む4種類の乾物–ヒジキ、椎茸、鰹節、切り干し大根をカレーと合わせた。

椎茸は、一口で食べられる「小粒」を使用。どんこなどの大きさだと、半分または4分の1サイズに切らなければならないが、小粒のため切る手間が省ける。カレーに椎茸の戻し汁も入れることでうまみとおいしさが増し、具材として肉の代わりにもなる。

鰹節は、トッピングするだけで和風カレーに早変わりし、うまみが加わる。先に行われた西日本会場でも好評だったという。切り干し大根は、甘酢に漬けて福神漬けの代用として提案。関東ではなじみの薄い太切りの千切り大根を使用することで、パリパリした食感が楽しめる。乾物deカレーを試食した来場者からは「こんな食べ方があるんだ」「意外と合う」「こういう使い方もいいね」などの声が多く聞かれたという。

乾物乾麺MD部の星知慶氏は「カレーは誰にでも作れるメニュー。使うのにハードルが高いと思われがちな乾物を、カレーと一緒に提案することでハードルが下げられる。これまで乾物を使ったことのない方に食べてもらうきっかけになれば」と話す。

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