コロナ禍で食品の購入先としてDgS業態の存在感が増した
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が公表した2020年度版「日本のドラッグストア実態調査」によると、全国総売上高は前年比4.6%増の8兆0363億円だった。統計の始まった2000年時点では2.6兆円、10年は5.6兆円規模であり、20年間にわたり拡大基調が継続している。この間、売上高が3倍になる一方、店舗数の増加は2倍弱にとどまる。1店舗当たりの売上高が増え、チェーンの集約が進む中での市場拡大だった。コロナ禍ではインバウンド需要が壊滅する中、ドラッグストア(DgS