関東小売流通/北関東・新潟夏季特集2023

関東小売流通/北関東・新潟夏季特集:有力スーパーの2軸対応

特集 小売 2023.08.09 12624号 09面
ビオラル有明ガーデン店にはカフェ機能を併設

ビオラル有明ガーデン店にはカフェ機能を併設

客数減トレンドの中で客数増を続けているマルエツ(写真は5月開店のマルエツ川口樹モール店)

客数減トレンドの中で客数増を続けているマルエツ(写真は5月開店のマルエツ川口樹モール店)

4月以降は客数の前年超えが続くいなげや(写真は2月オープンの練馬西大泉店)

4月以降は客数の前年超えが続くいなげや(写真は2月オープンの練馬西大泉店)

 首都圏のGMS(総合スーパー)やSM(食品スーパー)などスーパーの足元環境は、物価上昇の流れに沿って売上げ・利益とも伸びている。上場スーパーの第1四半期業績をみると、減益企業が多かった前年同期との違いは、一品単価の確実な上昇と、経費増を上回る売上総利益の増加にある。有力スーパー各社は物価上昇局面において節約志向への対応を進める一方、家庭内の食シーンを楽しむための提案にも継続して力を入れている。この2軸による対応で、目下の消費環境にうまく適応している。(宮川耕平)

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