パーム油環境悪化 加工油脂を直撃 ADEKAも大幅価格改定

 マーガリンやファットスプレッドなど加工油脂の主要原料であるパーム油の調達環境が、従来以上に悪化・不透明化している。新型コロナによる労働力不足や国際的に旺盛な需要増などを受け、21年10月に史上最高値を更新するなど、加工油脂業界の収益を直撃。このほか大豆・菜種相場の高止まりなども受け、業界大手・ADEKAは12日、年間3度目となる加工油脂製品(油脂加工品)の価格改定を2月14日出荷分から行うことを発表した。
 業界大手では21年12月、カネカが2月から

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介