台湾の奇美食品、“グワパオ”日本展開

形やサイズなどカスタマイズ可能。デザートにも好適

形やサイズなどカスタマイズ可能。デザートにも好適

宋宗龍社長

宋宗龍社長

台湾の奇美食品は、冷食の新製品「台湾風バーガー(割包=グワパオ)」=写真=の日本展開を本格的に開始、タピオカに続く台湾食ブームを巻き起こすことを期待している。

グワパオとは、中華まんの皮の部分を差し、ハンバーガーのバンズに見立ててさまざまな具材を挟んで食べる。B級グルメとして台湾では浸透。同社のグワパオは、新鮮酵母とオリジナルの小麦粉配合、手作り感のある圧延製法で、もちもちとした食感が特徴だ。代表的な具材は角煮だが、そのほかにも春雨野菜や卵焼き、ウナギのかば焼きなど自由自在。キャラメルバナナといった甘味系も合うため、朝食や軽食、デザートなど食シーンも幅も広い。ご飯やパンの代わりの選択肢として拡大中だが、その潮流は世界にも広がりつつあり、メディアにも取り上げられ始めている。挟む具材によってはヘルシーメニューになり得る点や、具材を挟み込んだ見た目が非常に写真映えすること、さらに作るオペレーションも簡潔なので、現代ニーズに合致していることも特徴だ。そこで2019年に“台湾タピオカミルクティー”が世の中を席巻した日本で、“グワパオ”での次なる台湾食ブームを狙っているようだ。

同社は、ABSプラスチック樹脂分野のパイオニアとして活躍する奇美実業グループの食品部門で、親会社同様に台南に拠点を持ち、「CHIMEI(チーメイ)」ブランドのパイナップルケーキは賞にも選ばれるほどの人気商品。さらに中華まんを主力商品として冷凍調理食品市場への参入に成功、台湾国内で最初に調理済み冷凍ギョウザの生産ラインを確立している。日本の農林水産省の認証も取得しており、日本へ豚肉を含める冷凍食品を輸入することができる企業の一つだ。

台湾のCVSで販売している中華まんの約90%は同社製品で、昨年はグワパオだけで1.5億個を販売したという実績を残している。グワパオの日本での具体的な展開は、現時点ではテーマパークなどでの販売があるが、今後は食品メーカーや外食チェーンとのコラボなどを通じ、SMの惣菜や、レストランなどでの浸透を想定している。(武藤麻実子)

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