アマニ事典(第9回)  健康と美味を追求した焼菓子登場 アマニ入り商品企画事例【PR】

アマニ事典第8回で紹介した「アマニ粒入り肉みそ」に続いて、アマニのコラボレーション企画を紹介します。今回は、チーズ味のクッキーの上にアマニ粒が散りばめられた「アマニフロマージュ」です。アマニには、第4回で紹介したα-リノレン酸、第5回で紹介した食物繊維とリグナンなど、豊富な栄養素が含まれます。お菓子を食べて栄養も摂って欲しいということからの取り組みです。
「アマニフロマージュ」は、美味しさと健康の両輪を兼ね備えた最高のバランスに仕上げた逸品です。その完成までにはいくつかの壁がありました。
そこで、「アマニフロマージュ」を商品開発した、パティシエ・シマ エグゼクティブ・シェフの島田徹氏に開発時の苦労やアマニについての思いをお聞きしました。
パティシエ・シマ エグゼクティブ・シェフ 島田徹氏

“アマニを使ったお菓子”意外性のコラボレーションが生まれた背景

アマニフロマージュの誕生は、2016年8月ニップン本社が麹町に移転したことから話が始まります。本社移転後に同社の営業部員が、近隣の店舗へ挨拶回りした際に、島田シェフと「ニップンのアマニ」のお付き合いも始まりました。

シェフは担当営業から何かアマニを使ったお菓子が出来ないかと打診されたことで、試作を考えることになりました。「当時、アマニの存在は知っていましたが、お菓子やケーキに使ってみようという考えはありませんでした。でも紹介してもらってお菓子に向いているのか、どのように使ったらいいのか、興味を持ったのでチャレンジすることにしました」。

美味しさと健康志向のバランスがポイント

世の中は健康志向になっており、健康をアピールする食品も多く出てきています。「美味しさを保ったうえで、健康に良いという商品を作るのは難しいのです。この美味しさと健康のバランスを取れるようにするのが与えられた大きなテーマでした。私は美味しいものを提供するのがお菓子職人であると考えています。“美味しく食べて幸せになる”がパティシエには求められていると感じています。お客様によって期待すること、希望することもそれぞれ違うので、このバランスをどうするか、そこが悩むところでした」と島田シェフは当時を振り返りました。アマニをお菓子に使っている事例が他になく、取り組むのは島田シェフにとって初めてだったので「正直どうなるかというのはあった」とのことです。

アマニの味は非常に淡泊です。ほとんど味を感じることのない食材といわれています。しかし、島田シェフによると「アマニを初めて味見した時点では、独特の風味があったので、生菓子にするのは難しいと考えました。そこで、焼き菓子であれば、お酒のつまみにもいけるのではないかと考えました。マドレーヌやパウンドケーキを試してみた後で、アマニフロマージュにたどり着きました」。

アマニは健康的であるが、独特の風味をいかにして消すのか、もしかしたら消すべきではないのかなど、試行錯誤の結果、チーズとゴマを使用したクッキーにゴマの代わりとしてアマニ粒を合わせるという結論になり、アマニフロマージュが誕生しました。

「最初に健康ありきではなく、美味しく食べて結果的に健康に繋がるなんて一番いい。元々食べるという行為は喜びであるはずで、機能として食べるのではなく、美味しいものを食べることで幸せを感じて欲しい」という考えを踏襲できた商品となりました。

今後も続くチャレンジとアマニへの思い

島田シェフは、今回のチャレンジに挑んでいる間に、「アマニをお菓子に使うべきなのかどうか?無理してお菓子に使って“美味しくなく、合わない”となるとアマニの普及にむしろマイナスになってしまうのではないか」と心配になったそうです。

そして、アマニフロマージュ完成後の今も、「まだ開発の余地はあるかもしれない。違うやり方、違う選択肢もあるはず。出来上がり後の時間で味が落ち着き、むしろ特徴のある風味が出ることでプラスに働くことがあるかもしれない。これからも他のお菓子にもチャレンジしたい」とも考えているそうです。

発売後はアマニを知らなかったお客様から「アマニ」って何ですか?とか、スーパーのアマニ油と違うの?などと聞かれることがあり、「アマニフロマージュによってアマニそのものを知ってもらえれば私も嬉しいです。アマニは何に使って、何に合うかを探すニップンさんの旅の手伝いとなればいいと考えています」とお話しいただきました。

アマニフロマージュについて、営業を担当するニップンの前川健吾氏は「健康に良いといっても、美味しくないと2回、3回とリピートしてくれないと思うのです。アマニに合うお菓子を作ってくれた島田シェフには感謝しています」とコメントしました。そして「私がお取引先へ営業にお伺いする際にアマニフロマージュをお持ちして、アマニの新たな食べ方としてご紹介したりしています。こういった取り組みを通じて私もお客様と新たなアイディアの創出にチャレンジしていきたいです」と意気込みを語りました。

PATISSIER SHIMA

東京の中心、麹町に1998年オープン。フランス菓子の技術を使って美味しいものを提供するという考えのもと、常に40種以上の生菓子と、30種以上の焼菓子が並んでいる。 パティシエ・シマを開業させた父・島田進氏は、日本でフランス菓子を広めたアンドレ・ルコント氏と師弟関係にある人物である。
そして、2代目の島田徹氏はフランス菓子店「A.ルコント」修業後、渡仏しピエール・エルメ氏の下で学ぶなど、パティシエとしての感性を磨き続けた。
「フランスには生活芸術という言葉があります。これは生活の中に美しいもの、芸術的なものを取り入れることで、豊かな幸せな暮らしができるという考えです。お客様には栄養を摂るだけの食事ではなく、見た目も美味しい体験もケーキ、お菓子を通して感じていただきたいです」。

アマニは、α-リノレン酸、食物繊維、リグナンなど私たちが生きていくために必要な栄養素を含んでいます。この健康面にいいことも多くの人に知られるようになり、販売量も増えています。ニップンはアマニのリーディングカンパニーとして、アマニをもっと多くの人に知ってもらえるように、今回紹介した「アマニフロマージュ」、前回紹介した「アマニ粒入り肉みそ」などのコラボ商品にも積極的に取り組んでいます。

また、ニップンのホームページでは、ニップンのアマニを使った簡単にできるレシピを動画で紹介しています。是非こちらもご覧ください。

日本製粉株式会社
本社所在地
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-8
TEL:03-3511-5301
https://www.nippn.co.jp/index.html
https://nippn-info.com/amani1/
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