アマニ事典(第4回) 食生活の変化で崩れたバランスを補うα-リノレン酸 -日本人が、アマニを取った方がいい理由-【PR】

アマニはα-リノレン酸、食物繊維、リグナン(SDG)を補えるなど栄養価が豊富なスーパーフードとして注目を集め、近年販売量も大幅に増加しております。α-リノレン酸は、オメガ3系の必須脂肪酸として体細胞を正しく機能させるために私たちが健康に生活を続けるうえでなくてはならないものです。脂肪酸には多くの種類がありますが、必須脂肪酸は体内で合成が出来ず、食べ物から摂取しなければなりません。今回はオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)についてお話をします。

<魚を食べる機会が減った日本人。崩れた栄養補給のバランスを改善させる>

アマニに多く含まれているオメガ3脂肪酸は、脳をはじめとする全身の臓器に存在し、これが不足すると花粉症などのアレルギー、脳疾患、心疾患の健康リスクが高くなります。最近になって日本人にオメガ3脂肪酸が不足していると指摘されるようになりました。これは、日本人の食生活の変化が大きく影響しています。

日本人は昔、さば、イワシ、アジなどの青魚からDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を多く摂取していました。しかし、食生活が欧米化し現在では鮮魚の摂取量は精肉の約半分にまで落ちています。このためオメガ3脂肪酸の摂取量も一気に減り、結果として、成人病などが増加してしまっていると見られているからです。

<人の健康維持と病気予防に役立つ必須脂肪酸>

オメガ3脂肪酸は体内で作ることが出来ない必須脂肪酸であるために、食事から摂取しなければなりません。アマニに多く含まれるα-リノレン酸は、体内で一部がDHA、EPAに変換されるため、アマニを適量食べることにより不足分を補うことができるのです。

必須脂肪酸にはベニ花油、大豆油などに多く含まれるオメガ6脂肪酸もあります。こちらも細胞膜やホルモンなどを作るので食事から摂取しなければなりませんが、普段の食事に多く使われているため意識せずとも摂取しており、過剰摂取するとアレルギー炎症性疾患、生活習慣病などを引き起こす可能性が強いとされています。

人間が健康であるためには、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取比率は1:4が望ましいとされていますが、肉や油を摂取する頻度が高くなったことから、現在は比率が1:10から約1:30*1と摂取過多になっているとの指摘もあります。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は相互置換が出来ないものであるために、オメガ3脂肪酸の摂取を増やす必要があるわけです。

厚生労働省によると、オメガ3脂肪酸の成人1人当たりの摂取量の目安は1.6g~2.4g/日とされています。これをアマニで換算すると、アマニ油では小さじ1杯(約5mg)、ローストアマニ粒・粉末では大さじ2杯(約10g)と簡単に摂れる量です。健康維持のためにアマニを摂る習慣をつけるよう心掛けたいですね。

<参考資料:flaxアマニ -その健康と栄養に関する小冊子- 日本アマニ協会->
*1 論文「metabolism and functional effects of plant-derived omega-3 fatty acids in humans」参照

「ニップンのアマニ」は、第3回のアマニの産地と種類で紹介したように、産地、品種にこだわり、非常に高品質のアマニ製品を提供しています。そして、ニップンでは今回ご紹介したオメガ3脂肪酸の一つであるα-リノレン酸の含有率が40%以上と他社と比較しても非常に厳しい品質基準が設定されています。アマニのリーディングカンパニーとして、アマニを食べる人に最大限の効果を感じてほしいという考えから味、品質を重視した安全安心な商品をお届けしております。

国内でもアマニ製品が増えてきました。しかし、良質なアマニかどうかの判断は難しいです。 そこで、日本アマニ協会では一定基準の品質のアマニ商品に「日本アマニ協会認定商品」マークを付与しております。 ニップンのアマニはすべて認定された商品ですので、安心してお召し上がりいただけます。

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