長野・山梨地区新春特集:信州そば=中国産玄そば高騰 翻弄されたコスト環境
中国産玄そばの高騰が、信州そば業界を苦しめている。昨年末ごろの中国産玄そば価格は、前年同期に比べ2~2.5倍に。干ばつに見舞われたロシア、ウクライナ、ポーランドなど東欧からの需要が一挙に中国へ集まっているためだ。小麦相場の乱高下と合わせて、非常に厳しいコスト環境が各社を翻弄(ほんろう)している。 高騰しているとはいえ、現状では中国産は北米産などに比べてまだ安価だが、「中国への集中は危険。他国産への切り替えを検討する岐路にある」との声も聞かれ始めた。
関連ワード:
長野・山梨地区新春特集