長野・山梨地区夏季特集

長野・山梨地区夏季特集:小売流通=縮小する市場 再構築のビジョン必至

小売 2021.08.18 12277号 08面
昨年6月に閉店したイトーヨーカドー長野店の跡地には「綿半スーパーセンター権堂店」が来春開店予定。現在、地上5階建てを同2階建てに減築する全国でも珍しい工事が進んでいる

昨年6月に閉店したイトーヨーカドー長野店の跡地には「綿半スーパーセンター権堂店」が来春開店予定。現在、地上5階建てを同2階建てに減築する全国でも珍しい工事が進んでいる

5月、オギノ湯村ショッピングセンター跡地にオープンした「ウェルサイド山の手」(甲府市)

5月、オギノ湯村ショッピングセンター跡地にオープンした「ウェルサイド山の手」(甲府市)

 甲信エリアの食品マーケットは、人口減少が進む中で業態を超えたオーバーストアが進む。スーパー(SM)チェーンは長野のツルヤ、山梨のオギノと両県トップが盤石の基盤でけん引するが、ナショナルチェーンやローカルチェーンのディスカウントストア、出店ラッシュが続くドラッグストア勢らと、限られたパイを奪い合う構図だ。
 郊外では大型商業施設の新規出店計画も進み、中心市街地をはじめとする既存商圏は再建が必至。少子高齢化の加速で人の流れや購買行動がさらに変わるとみられ

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    長野・山梨地区夏季特集

    総合

     厳しい残暑が続く甲信エリア。新型コロナウイルスの感染拡大が依然として続く中、域内の食品業界は厳しいかじ取りを迫られている。本紙が長野、山梨両県の食品メーカー、食品卸、食品小売業、外食業を対象に行った調査では、昨年に続き […]

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