長野・山梨地区夏季特集2023
長野・山梨地区夏季特集：小売流通＝相次ぐ大型商業施設出店
ローカル・チェーンが強さを誇る甲信エリアのSM市場。地域密着の品揃えやPB戦略で支持を集めている（長野県安曇野市のツルヤ穂高店）
山梨県の商圏構図を大きく変えた11年開業のイオンモール甲府昭和。中心市街地は商業エリアの空洞化が加速する一方でマンション建設が相次ぎ、居住エリアへの変容が進む
人口減少などを背景に、市場規模の縮小が続く甲信エリアの食品マーケット。SMは長野のツルヤ、山梨のオギノといった地元チェーン勢が盤石の強さを誇っているが、出店攻勢が続くドラッグストア、食品販売に力を入れるディスカウントストアらとの競合が熱を帯びる。加えて24年以降、商圏の構図を変え得る集客力の大型商業施設が相次いで出店する予定で、縮み続けるパイの奪い合いは新たな局面を迎えそうだ。
●長野 ツルヤ独走
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