長野・山梨地区新春特集2024

◆長野・山梨地区新春特集:コスト増の波 収益確保へ全力

特集 総合 2024.01.15 12702号 06面
コロナ禍が落ち着き大勢の参拝客でにぎわった正月三が日の長野市・善光寺。甲信エリアの食品業界はコストダウンや価格転嫁の推進で収益改善を切実に願う(1月3日撮影)

コロナ禍が落ち着き大勢の参拝客でにぎわった正月三が日の長野市・善光寺。甲信エリアの食品業界はコストダウンや価格転嫁の推進で収益改善を切実に願う(1月3日撮影)

 2024年がスタートした長野、山梨両県の食品業界。約4年に及んだコロナ禍の閉塞感からようやく抜け出しつつも、増大するコストが重くのしかかる厳しい船出となった。「値上げに追われた一年」が明けた今年も、適正価格の確保に向けた価格転嫁の推進が重要なテーマになりそうだ。
 本紙が域内の食品関連企業を対象に「値上げ」の手応えを聞いたところ、満足度は「60%」が最も多く、どちらかといえばポジティブな状況がうかがえる。ただ、今後も原材料費や動力費、人件費などは下が

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら