百貨店で伸びる和惣菜、健康志向にマッチ、割安感などで
都心の百貨店で和風惣菜が好調だ。健康志向、伝統食志向の波に乗って「二‐三年前から比較すると五〇%増」(大井阪急)という伸びを示している。和風惣菜は野菜主体で健康志向にマッチしている点や、景気低迷のなかでの割安感などが伸びの理由としてあげられる。「人気商品であった天ぷらなど揚げ物に加え、きんぴら、里いも、うの花、煮豆などの煮物が一〇%以上伸びている」(池袋西武)というほどだ。“おふくろの味”の定番でありながら、手間の面で敬遠されていたメニューが、百貨店惣菜として見直されていると