若い男性がひたすらお茶漬や味噌汁を食べまくるストーリーが話題を呼んだ（株）永谷園（東京都港区、０３・３４３２・２５１１）のテレビＣＭ。これまでのシリーズにかわって、１８日から、新ＣＭの全国放映がスタートした。ＣＭコンセプトは従来同様。勢いよくお茶漬を食べるシーンが続くわけだが、前作と異なるのは、出演キャラクターを誰もが知っている、若手大物タレントに変更したことだ。

ただ、現在放映中のテレビＣＭではタレントの顔を一切みることができない。正体が現れるのは、２月１日のオンエアからという。

同社の永谷栄一郎社長が現時点で明らかにしたヒントは「日本一かっこいい男」だけとのことだが、「内容は自画自賛でなく、大変良くできている。日本一かっこいい〇〇君が痛快に、しかも本当においしそうに食べてくれているので、大満足！」という自信作。

前作のＣＭは食欲をそそるシンプルなストーリーに加え、出演者が広告代理店のクリエーターという意外性で話題を呼んだ。ＣＭ効果で同社お茶漬群の売上げが二桁の大幅増を達成するなど、大成功を収めた。

しかし、放映からすでに二年間が経過。新たなＣＭを投入すべき時期と判断した。新ＣＭでお茶漬市場がもう一度ブレイクするかどうか、注目される。