製粉4社3月期連結決算、食品部門強化で収益確保
製粉大手四社の二〇〇〇年3月期連結決算は、日清製粉が営業・経常利益で過去最高益を達成したほか、日本製粉、昭和産業とも大幅増益となり、日東製粉は営業・経常減益だが、当期純利益は回復した。製粉部門は各社とも、小麦粉の出荷量が前期を上回ったものの、麦価引き下げによる粉価値下げや副産物のふすま価格の低迷の影響があり、食品部門や中食および外食部門の伸びが寄与した格好。今期も総合的なローコスト・オペレーションの推進、収益性の高い食品部門の強化で収益確保を図る。 日