食品添加物とは何か(5)もしも保存料がなかったら…

連載 総合 2006.11.17 9742号 6面

保存料とは、食品の製造から保管・流通、喫食までの間に生じる微生物による腐敗や変敗を防止して食品の保存性を高める目的で使用される食品添加物の総称だ。食中毒の予防や限りある食糧資源の有効活用の面からも非常に重要なものだ。 保存料の主力であるソルビン酸は食肉製品、水産練り製品、漬物などを中心に需要は年1000t弱、安息香酸は醤油を中心に需要は年200t程度、プロピオン酸およびその塩類はパンや洋菓子、チーズの防カビ用で需要は年80t、ポリリジンは業務用チルド食

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