物語コーポレーションは配膳ロボットを導入する一方、接客の付加価値を強化
「焼肉の和民」は特急レーンと配膳ロボットの活用によりフロアスタッフ数が居酒屋の約半分に
運搬ロボットや特急レーンを導入して配膳作業を効率化するオーダーバイキングの大型店が脚光を浴びている。導入に先駆けたのは物語コーポレーションの「焼肉きんぐ」と「ゆず庵」、ワタミの「かみむら牧場」と「焼肉の和民」だ。両社とも導入で得た余力を接客サービスに還元し顧客満足を高めているのが特徴。機械と人手のすみ分けを最適化し、生産性アップと付加価値向上を同時に両立させる戦略だ。いずれも出店ペースが加速している。(千葉哲幸)