〈明治北海道十勝生モッツァレラ〉を使った「モッツァレラの生ハム巻き」

　関連提案として根強い人気を誇るワインとチーズの組み合わせだが、年末は新型コロナ禍での家庭内需要で、あらためて注目が高まりそうだ。巣ごもり消費の浸透で頻度の増えた家飲みはもちろん、オンライン飲みでもチーズ需要は盤石。メーカーも手軽に調理できるレシピ提案を加速させている。在宅時間増加でますますニーズの高まる年末の食卓充実に向けて、ワイン×チーズの相乗効果訴求での商機がうかがえる。

　井藤漢方製薬が実施したウィズコロナでの飲酒と健康に関する実態調査の、「家飲み、オンライン飲み会でお供にしたい肴（さかな）、つまみ」によると、チーズは家飲みで人気のつまみの2位となっており、さらにコロナ禍で広まったオンライン飲みの場合は、最上位となっている。同時に、消費者調査インテージベンチマーク調査からも、ナチュラルチーズ喫食シーンはワインと合わせることが最も多く、人気の組合せであることがうかがえる。

　ワイン、チーズともにハイシーズンを迎える年末は、両カテゴリーの相乗効果に商機がありそうだ。明治は、今秋発売した「明治北海道十勝生モッツァレラ」を使った簡便調理レシピをはじめ、家飲みやパーティーメニューを提案。「北海道十勝」ブランドの酪農家応援商品では、各タイプでのマリアージュを紹介し、家庭でのワイン飲用シーンを盛り上げていく方針だ。（小澤弘教）