表5 2023年秋からの乳幼児用調粉の価格改定
24年上期の乳児用調製粉乳(乳粉)市場は、前年に引き続き金額・物量ともに伸長している。15年に実施された「乳幼児栄養調査」では約4~5割にのぼっていた母乳育児への志向だが、共働き世帯の増加や、出産後の女性の早期復職、男性の授乳参加率の増加など、子育てに対する意識が変化。出生数は年々ダウンしているものの、乳粉の利用率は上昇基調にある。 23年秋以降は価格改定があったが、必需品として底堅く推移してきた。ただし、市場内には若干の変化がみられている。コロナ
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出生数が減少の一途をたどる中、育児用調製粉乳(育粉)・ベビーフードの需要の潮目が変わってきている。子育てに対する考え方が変化し、それに伴い新しい意味での「利便性」が、商品選択の第一条件に躍り出てきた。(小澤弘教)
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