タキイ種苗、映え野菜「芽キャベツ」 生育姿で注目
早生子持の畑での姿
【関西】タキイ種苗はツイッター公式アカウントで、品種の紹介や栽培ポイントなどの情報を日々発信している。中でも特に反響が大きかったのが「芽キャベツ」で、見た目がかわいい「映え」野菜であるとともに、畑で成育中の姿は意外と知られていない。
芽キャベツといえば、キャベツの若い芽を想起し、見た目はキャベツに似ている。だが、ケールから分化する過程でブロッコリーやキャベツなどとともに派生した別の野菜。一つの茎にぎっしりと連なる姿に特徴がある。
キャベツは株の中央の芽が結球してできるのに対し、芽キャベツは茎と葉の付け根にできる「わき芽」と呼ばれる部分が結球してできる。
品種によっては、一つの株から50~90個も収穫することができ、その姿から、別名「子持ちキャベツ」とも呼ばれている。
一口サイズで見た目がかわいい芽キャベツは、甘みの中にほのかな苦さがあり、シチューなどの煮込み料理や炒め物に最適だ。また、ビタミンCや食物繊維など豊富な栄養価も魅力となっている。
同社の品種「早生子持」は暑さに強く作りやすい品種で、8月に苗を植えると冬にきれいな芽キャベツが収穫できる。(佐藤路登世)