日本食糧新聞社選定・2024年食の世相語 「不足」
日本食糧新聞社が選定する2024年の食の世相語は「不足」となった。今年は事業活動に必要な労働力や原料、資材、エネルギーなどの需給ひっ迫が顕在化し、それらの影響に伴う物価上昇で購買力も不足。あらゆる領域における不足の発生が、食品業界の経営にも多大な影響を及ぼした。
深刻な人手不足を表す数値として、直近24年第4四半期の日銀短観の雇用人員判断指数は全産業合計でマイナス36に到達。バブル期(90年第4四半期はマイナス46)に迫る人手不足を裏付けた。