ヒットの兆し:ハウス食品「レモンペースト」 時短調理ニーズへ適応

調味料 ニュース 2020.04.27 12044号 01面

 ハウス食品の「レモンペースト」(オープン価格(税別参考小売価格125円、40g)は2月10日の発売以降、2~3月累計で計画比25%増と好調に推移している。取扱企業ではスパイスカテゴリーでトップ5、中にはトップの売上げとなっている企業もある。

 「レモンペースト」は使いきる前に傷んでしまいがちな生鮮薬味をおろしたり、刻んだりする手間を省く時短調理が高まっていること、生鮮薬味の賞味期限延長や使いやすいチューブ形態の受容性が高まると考え開発に至った。同品はレモン濃縮果汁を使用したピール入りのさっぱりとしたさわやかな風味が楽しめるレモンペースト。液状ではなくペーストのため食材にのせやすい物性となっており、揚げ物にのせても衣が軟らかくならず本来の食感を楽しめる。

 現在では、ペーストの特性を生かすことができる唐揚げなどの惣菜とのディスプレーを使った展開が多くの小売店で実施されている。また、人気料理ブロガーによるSNSでレモンペーストを使用したレシピを多数発信し、認知率アップを図っている。

 今後もSNSなどを活用して商品認知拡大に向けた継続的な企画を実施し、「レモンペースト」のさらなる認知度向上への取組みを推進していく。(高木義徳)

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