サステナビリティ 未来への胎動:マルコメ アオサの陸上養殖挑戦 27年までに14t目指す

生鮮食品 ニュース 2024.08.09 12803号 01面
円形水槽で養殖されるアオサ

円形水槽で養殖されるアオサ

 味噌汁の具材として世界初となるアオサの陸上養殖に挑戦するマルコメ。温暖化によって海藻類全般の収穫量が減少する中、アオサの供給不安解消と海洋資源の持続的な活用を目指す取り組みは、サステナビリティの観点からも大きな価値を持つ。愛媛県西予市にある試験場では大小合わせて48基の水槽が稼働中で、養殖されたアオサは今年9月から商品の一部に使用される計画だ。
 同社がアオサの自社生産を決意したのは2017年。温暖化による水温上昇の影響でアオサの収穫量が減り、仕入れ

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