ローソン、巣ごもり増で冷食好調 つまみも充実へ

小売 ニュース 2020.07.22 12086号 10面
巣ごもり需要で伸長するローソンの冷凍食品

巣ごもり需要で伸長するローソンの冷凍食品

 ローソンは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による巣ごもり需要の増加で冷凍食品が好調だ。商品開発もおかず商品だけでなく、つまみ商品も増やしてラインアップを強化する。ビールやチューハイとの併売も増えており、買上点数を増やして客単価も上昇しているだけに、つまみ商品を強化して拡販につなげる。

 足元の冷凍食品の販売が好調に推移している。4月の冷食の売上げは前年比で約1割増、5月直近では約1.4割も増加したという。一斉休校や在宅勤務の増加で内食需要が拡大し、購入時間も昼間の比率も増えたという。

 強化するつまみ商品は、男性だけでなく女性も楽しめるメニューも入れた。

 全世代の男性に人気な「焼餃子」(税込み149円)、ビールに合う「スパイシー手羽中」(同258円)、「砂肝葱まみれ」(同258円)、緑黄色野菜が摂取できる「青菜とガーリック炒め」(同248円)、中華の定番「鶏肉とカシューナッツ炒め」(同298円)、女性に人気の「チーズダッカルビ」(同298円)、「鶏のから揚げ」(同248円)、「砂肝ときのこのアヒージョ風」(同298円)、「トリュフ香る濃厚チーズ リゾット」(同298円)、「四川風麻婆豆腐」(同298円)などバラエティー豊富だ。

 今後もつまみ商品のラインアップを充実していく考えだ。

 ローソンはご飯もの、パスタなど麺類、軽食、つまみ、冷凍野菜、冷凍フルーツ、鍋などをPB(自主企画)商品の冷凍食品として約90品を展開している。同社では16年に平台など冷食の売場を拡大し、18年には健康志向の商品を開発し、19年には朝食向けのラインアップも入れるなど冷食の商品開発に力を入れてきた。(山本仁)

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