胃心伝真=再生産の値上げ

総合 コラム 2022.05.16 12398号 01面

 3月期企業の決算発表が始まり、上場する製造業では最高益の更新が続きそうだ。大手の多くは世界展開を進め、海外が増益を引っ張る。欧米ではコロナ共存の経済活動が活発。円安の為替差益も大きい▼味の素社では売上げ、利益とも国外が5割以上。キッコーマンに至っては7割を超え、事業益の海外構成比は8割に迫る。両社とも国内の減益を海外が補い、口を揃えるのが国外での値上げのスムーズさ。所得、購買増につながり、ポジティブにとらえられるという▼米国の平均年収は停滞する日本の倍。最近の消費者物価指数

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