海外情報 キムチバーガー成功(韓国)
一九八六年、サラリーマン生活を断念して企業家として出発を試みたジェイ・タネー氏はニューヨークから韓国に渡り、一九八八年のオリンピック開催前にホブソン・アイスクリームのフランチャイズ権を獲得して事業を開始した。
政府のきびしい行政規制、長い低温の気候、反アメリカ運動といった悪條件のなかで苦戦が続き、やがて閉鎖を余儀なくされた。
タネー氏は韓国が日本のように西欧文化を簡単に受け入れない点を重視し、一九九〇年に「キムチ・バーガー」チェーンの開設を実行に移した。このアイデアは直ちに大きな反響を呼び、成功を収めた。
過去二〇年半の間に、一ヵ月に二店舗の開設が実現され、本年7月には五〇店舗目が誕生した。今ではキムチ・バーガーに続きキムチ・ドッグがメニューに加えられている。 (USA・TODAY)