看板と屋号(6)カボチャワイン

1998.12.21 168号 15面

「店名の由来といっても大したことはないんですよね。だって実はこれ、子どもたちとテレビを見ていたときに決めたんですよ」と話すのは、「カボチャワイン」代表の北村さん。

「簡単で覚えやすい名前にしたい」といろいろ考えていたが、いいなと思う店名はすでに使われているものばかり。

そんなあるとき、子どもたちと見ていたテレビアニメが「ザ・カボチャワイン」。「ワインも楽しめる店にしたかったから、ちょうどいい」と思い、「ザ」を取って「カボチャワイン」に決定。そして昭和53年10月にオープンした。

「だから子どもと一緒に決めたようなもの。お客さまにもよく聞かれるんですよ。ちょっと恥ずかしいけど正直にお答えしてます」

カボチャ料理がウリというわけではないが、ワインの方は常時三〇種類以上あり、メニューに載っていないものでも在庫があれば飲めることもできるらしい。

ランチはほぼ八割が女性客。夜は家族連れやグループが多く、旬の素材を使ったかぼちゃ会食(四八〇〇円)が人気だ。

ほかにも、「カボチャハウス」「カボチャテーブル」と、千葉市内で四店舗展開している。

◆「カボチャワイン」=千葉県千葉市中央区汐見ヶ丘一三‐六、Tel043・241・5755、営業時間午前11時~午後3時、午後5時~10時、年末年始休み

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