新発想のラーメンスープ4調理例(平和食品工業)

1999.12.20 194号 12面

平和食品工業(株)(東京都目黒区、Tel03・3467・0111)は、若年層や女性層に配慮した新発想によるラーメンスープ四種類を11月下旬から全国発売した。

これまでのラーメンスープといえば、醤油、味噌、塩、とんこつの味が業界の主流となっており、ここからの脱皮や新しい味の開発は容易でなかった。今回発売された新製品は、これまでになかった味を追求して仕上げたスープ。

ラーメンをあまり食べない若年層や美容・健康に敏感な女性層などに配慮した味作りで、ラーメン店のメニュー拡大と新しいラーメン需要層の開拓を狙ったものである。

新発売された「トマ味噌ラーメンスープ」「熟成合わせ味噌ラーメンスープ」「芝麻湯麺(ツーマータンメン)スープ」「ゆず風味・酸辣湯麺(スーラータンメン)スープ」の製品特徴と使用メニューを紙上紹介する。

まず、四種類とも使用方法としては、製品の使用量はそれぞれの調理例原価に示した数量(例えばトマ味噌ラーメンスープは五〇g)を基準として、(1)いずれも三〇〇ミリリットルの熱湯またはがらスープで溶いて使用する(2)ゆがいた麺を入れる(3)具を盛りつけて出来上がり。

使用に際しての注意としては(1)底にうまみ成分が沈殿することがあるので、よくかきまぜてから使用する(2)冬場などには、脂肪が白く固まることがあるが、品質には異常がないということである。保存方法は、開封後は冷蔵保管をして、早めに使用のこと。

●トマ味噌ラーメンスープ

▽「トマ味噌ラーメンスープ」=緑黄野菜の中でも最もビタミンとミネラルが多く含まれているトマトが、一食当たり半個分と香り豊かな味噌とのブレンドにより、酸味のバランスの取れた洋風を感じさせるすっきりした味わいが特徴。内容量一キログラム(約二〇食)、荷姿一キログラム×一〇袋。

●熟成合わせ味噌ラーメンスープ

▽「熟成合わせ味噌ラーメンスープ」=じっくり煮込んだがらスープに、ちょっと甘めな白糀味噌と味に深みのある赤味噌を合わせることにより、コクとほんのりとした甘さが、滑らかにのどを通す。従来の味噌ラーメンに満足のいかない方へのおすすめメニュー。内容量一キログラム(約二〇食)、荷姿一キログラム×一〇袋。

●芝麻湯麺スープ

▽「芝麻湯麺(ツーマータンメン)スープ」=豚がらと鶏がら、そして野菜を長時間煮込んだ重量感あるスープに、丹念にいってすって練り上げた風味豊かなごまをふんだんに使ったスープ。素材の良さを十分に引き出した究極の逸品。ごまの成分であるゴマリグナンは老化や成人病の予防に効果があるといわれ、活性酸素を抑制する抗酸化物質のニューフェース。内容量一キログラム(約一八食)、荷姿一キログラム×一〇袋。

●酸辣湯麺スープ

▽「酸辣湯麺(スーラータンメン)スープ」=澄んだ清湯スープに和風を取り入れ、酸味はユズで、辛みは特製辛味油を使い、後味の良さとピリッとした辛さが特徴。酸辣は、四川料理の中でも独特の調理方法であり、酸味と辛みを利かせた味が特徴。その四川と和風味のハーモーニーを醸し出されたスープ。内容量一キログラム(約一八食)、荷姿一キログラム×一〇袋。

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